北海道南部から本州、四国、九州、壱岐に広く分布するが、東北地方では太平洋側に分布し、日本海側からは確認されていないらしい。

 一般的なミミズの体色が赤褐色から肌色であるのに対して、クソミミズはオリーブ緑色であり、触ると体を巻いて塊となり動かなくなるとされている。畑で見つかったミミズはまさにグリーン色。

 名前の由来は独特の不快な臭気があるためとされており、この匂いのせいで釣り餌には向かないとされている。でも家で飼育しているイモリは喜んで食べている。今度匂いを嗅いでみよう

 私が子供のころ(50年ほど前)にはこのような気味悪いミミズを見た記憶がない。また家の裏庭の畑を始めた20数年前には畑でこのミミズを見た記憶がなく、10~15年ぐらい前?から突然現れた印象がある。匂いについては、確認していないが、私は個人的にクソミミズの名前の由来はこのグルグルに巻いてクソ状の塊になるところかと勝手に思っていました。巻き方によってはクソに見える?

 しかし、この名前、いくらなんでも酷すぎる。2007年には32種の魚の和名(名前)が主に差別用語の理由で変更されましたが、このクソミミズも変更してもよいのではと考えてしまいます。草花の名前でもオオイヌノフグリとかひどい名前があるけれど。